「Serial Number for Contact Form 7」バージョン 1.1.0 をリリースしました。
本アップデートではいくつかの改善、バグ修正、新しい機能が含まれます。
必要バージョン : WordPress 5.9 以上
テスト環境 : WordPress 6.0.1
目次
【新機能】デイリーカウンターの追加
シリアル番号に表示されるメールのカウント数で、日付変更時(00時00分)に自動リセットされる「デイリーカウンター」機能を追加しました。
オプションから「通常のカウンター」と「デイリーカウンター」どちらを使用するか選択できます。
この機能は表示形式でタイムスタンプ系を使用している場合に相性のいい機能となっています。
【新機能】DOM イベントでシリアル番号の出力追加
Contact Form 7 が提供する DOM イベントで、イベントオブジェクトにシリアル番号のプロパティを追加しました。
プロパティ | 説明 |
---|---|
detail.apiResponse.serial_number | 生成されたシリアル番号 |
【改善】設定画面の表示場所を移動
プラグイン設定画面を表示する場所を移動させました。
従来の設定画面は「設定」>「CF7 Serial Number」となっていましたが、本バージョンよりContact Form 7 のメニュー内「お問い合わせ」>「シリアル番号設定」となります。
【改善】依存関係のチェック機能を追加
依存関係にある Contact Form 7 プラグインがインストール・有効化されているかのチェック機能を追加しました。
本プラグインの使用には Contact Form 7 のインストールと有効化が必須となるためチェック機能を追加し、未インストール・無効化の場合に警告表示を行うように変更しました。
【バグ修正】時刻・タイムゾーンの関連処理を修正
プラグイン内部でのタイムゾーンの設定処理を削除し、時刻関連の取得処理を変更しました。
内部処理で date_default_timezone_set() を使用してタイムゾーンの設定を行っていました。しかしこの関数の使用は、他のプラグインや WordPress 本体の時間関係の処理へ影響を及ぼす可能性があるようです。
そこでタイムゾーンの設定処理を削除して、時刻取得は date() ではなく WordPress のタイムゾーン設定から時刻を取得できる date_i18n() を使用するよう変更しました。
DateTime クラスの使用時は、WordPress のタイムゾーンを取得して指定するように変更しました。
【その他】軽微な修正
その他の軽微な修正を行いました。
- プラグインのメインファイル名の変更
- 内部処理の修正
- 体裁の修正(コメント・空白・改行など)
アップデート方法
WordPress の管理画面から「プラグイン」メニューを選択します。
プラグインに更新通知が表示されるので「更新」を選択します。
完全な変更点は GitHub より閲覧いただけます。